
袋栽培と畑って一体どれだけ収穫に差が出るの?
今から野菜を植えたいけどもう遅い?
という疑問に対し、
- 庭植えと袋で収穫量にどんな差が出るか
- 植え付け時期を1ヶ月ほどずらすと収穫量に差が出るか
をこれから検証していきたいと思います。
こんな条件で比較します。
- 庭植え:植え付けは5月6日
- 袋栽培:植え付けは5月29日(遅植え気味)
直接比較には条件が違うのですが、面白そうなので、これから経過を見ていきます。


結論からいうと、
- 庭植え:順調!
- 袋栽培:思ったほど成長してない・・?(植え付け時期の問題?)
これを詳しく解説していきます!
そもそも遅植えって大丈夫なの?→問題なし





野菜植えたいけどタイミングを逃した〜!
ということ、ありますよね。でも時期を多少逃すぐらいでしたら、問題ありません。
でも真冬に夏野菜を植えるのはさすがにダメです。
(そもそも苗が売られていないので、そういうことは無いと思いますけど(笑)
夏野菜は通常ゴールデンウィーク前後に植えますが、それが1ヶ月ほどずれるぐらいであれば問題ないです。
遅植えでも問題ない理由


今回はナスを例にします。
そもそもナスがうまく育つ気温というものがあります。
ナスの生育に適した気温は、だいたい15〜28度ぐらい
結構暖かめですね。適期と言われるのはゴールデンウィークを目安にします。(厳密には場所によりますが)
ただ、ゴールデンウィークの時期も気をつけるポイントはあります
- 最高気温は植え付けるのに適してる、けど、
- 夜みたいな最低気温は10度近くまで気温が下がってよろしくない
それでもこの時期が良いとされるのは「背丈が伸びきって、実をつけるピークを適温にもってくるため」と考えています。
遅植えすることで、最低気温より暖かい気温になるため、その点では生育するには有利に働きます。
遅植えで気をつけること





でも、時期が決まっているというのは理由があるんでしょ?
その通りです。遅植えで気をつける点というものがあります。
- 収穫できるタイミングがずれる
- 背丈が伸びる前に暑くなりすぎてしまう
収穫できるタイミングがずれるというのは当たり前かなと思います。
(遅植えしたのに収穫時期が通常と同じということになりませんからね。)
それより気をつけるのは、枝や葉っぱが成長しきる前に真夏を迎えてしまうこと
この気温を超えてくると生育が鈍ってくるので、実をつける以前の体力作りができないまま終わってしまうリスクがあります。
ですので遅植えであっても、真夏になって植えてしまうと暑すぎて枝や葉っぱが育たちません。
その結果、実がつかないということになりますので、さすがに遅すぎるのは避けたほうがいいです。
遅植えした場合の特徴


収穫タイミングが通常と比べてずれます。
- 5月上旬に植えた → 6月下旬ぐらいから
- 6月中に植えた → 7、8月ぐらいから
また通常のナスは、真夏になると少し疲れて収穫が止まってお休み状態になります。
一方、遅植えしたナスは真夏の間も収穫が続きます。
これを利用して、植え付けタイミングをずらした・ずらさない場合を混ぜることで、途切れること無く野菜を収穫できる、ということも狙えるわけです!
【途中経過】適期 vs 遅植えでの生育の差


さて、実際の植え付けた野菜たちを比較してみましょう。
左側が袋栽培、右側が庭植え(畑)です
庭植えと袋栽培で3週間ほど差がありますが、かなり背丈に差がありますね。
庭植え・畑:1ヶ月経過


こちらは順調に生育しています♪
雨が降ってよりいっそう大きくなったような気がします。
ナスの特徴の黒々とした健康的な太い枝が出て、Y字に仕立てた枝からどんどん芽が分岐して成長してくれています。


あと数週間もすれば収穫ができそうですね。
袋栽培(遅植え):1週間経過


ん?植えたときとほぼ変わっていません。
(植えたときの写真ではないです(笑)
畑で植えたときもこんなんだったっけかなぁ・・?
そもそも植えた直後は、根っこがしっかりと地面に張って伸ばすのが先なので、今はきっと目に見えないところで土台作りしているんだと思います。


一応、新しい芽が出て成長自体は止まっていないので、しばらく様子見ですね!
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